小児歯科

小児歯科

小児歯科とは?

小児歯科とは、お子さまのお口の健康を守るために、お口の中の病気の診断や、虫歯治療や虫歯予防の計画、歯が生えはじめてから永久歯が生えそろうまでのお口の中の健康管理を行います。
子どもの頃の虫歯は、将来の歯列にも大きく影響します。
口内環境がお子さまに与える悪影響は次のようなことが挙げられます。

  • 食べ物をよく咬むことが出来ないので顎の発育不良等の原因ともなる。
  • 悪化した虫歯を放置すると、永久歯が生えてきた時にきちんと決められた場所に生えることが出来ず、歯並びが悪くなる。

イトーデンタルクリニックの小児歯科に対する考え方

小児歯科の役割は、お子さまの虫歯の治療や予防、お子さまごとの成長・発育に合わせたお口の管理を行うことです。又、不正歯列にならないか顎骨の発育も確認していきます。
具体的には乳歯も生えたての永久歯も歯がまだやわらかい状態で虫歯になりやすく一度なってしまうと進行が速いものです。
さらに成長により複数の歯が生えてくると、歯と歯の間が虫歯になりやすい傾向になります。乳歯と永久歯の双方が生えている、混合歯列期という時期は、それら両方に対する予防・治療が必要になります。キレイな歯と歯並びで正しくかむと、顎の正常な発達、脳への刺激が伝わることで知能の発達、スポーツをする時に持っている力を十分に発揮できるなどの効能があります。

小さなころからの予防やお口周りのケアが重要です。

例えば、日本の12歳児と予防歯科先進国であるフィンランドの12歳児とを比べると日本人の虫歯保有率は約4倍と言われています。
この差については、やはり「小さなころからの予防対策・口腔ケア」の意識の違いにあると考えられています。
言うならば虫歯になってから治療するのではなく、虫歯にならない対策を打つという考え方です。永久歯は一度削ってしまうと二度と元にもどりません。
しかし、歯医者というと大人でもちょっと怖いイメージがありますよね?
「痛かったらどうしよう・・」「他の人の治療の音が怖い」など・・

イト―デンタルクリニックでは、そんな「怖がりさん」にも安心な歯科予防プログラムをご用意しております。

通うことから始めましょう! ~まずは慣れることから~

当クリニックでは、まずは「慣れてもらうこと」を心がけています。
緊急の場合を除き、まずはお子さまが当クリニックに慣れて頂けるようトレーニングからスタートします。
キッズスペースで遊んだり、絵本やアニメで虫歯について説明したり、治療が必要でもできるだけ痛くない治療を行うなど、お子さまが「歯医者さんをキライにならないように」「安心して、次も楽しく通院して頂けるように」心がけています。
「先生、僕のお口キレイかな?」とチェックに通ってくれるお子さま大歓迎です!

フッ素塗布 ~歯を丈夫に保つために~

フッ素には虫歯菌が出す「酸」に強い歯質をつくる働きがあります。
特に乳歯や生え替わったばかりの永久歯にとっては頼もしい味方です。
また、フッ素には歯の再石灰化を促す働きもあるため、フッ素塗布により初期虫歯の治癒も期待できます。

すごいぞ!フッ素その① すごいぞ!フッ素その①

フッ素がエナメル質(歯の表面の層)にふれると、エナメル質の結晶が硬く強いものに変化して、虫歯の原因菌に対する抵抗性が高くなります。
虫歯になりかかった部分には、フッ素が取り込まれやすく、その部分を修復する現象(再石灰化)を促し、虫歯の進行を抑えます。

すごいぞ!フッ素その② すごいぞ!フッ素その②

フッ素の作用は歯に対するものが主体ですが、口の中の環境にも作用します。
虫歯は、虫歯の原因菌のつくり出す「酸」によって発生しますが、フッ素はその「酸」をつくり出す原因菌の働きも弱めます。

このようなフッ素の働きによって、お子さまの歯を守ります!

シーラント ~歯ブラシの届きにくい奥歯の虫歯予防策~

シーラントとは奥歯のかみ合わせ部分にプラスチックを埋め込んで、その部分を虫歯予防する方法です。
奥歯の溝は複雑な形のため、歯ブラシの毛先が入らず、毎日歯磨きをしていても、虫歯になってしまうことがあります。
この様に、シーラントを用いて奥歯の溝を塞いでしまうことで奥歯の虫歯を予防することができます。
※健康保険対象内の治療で、このために歯を削ることはありません。

ブラッシング・口腔ケアの指導 ~手伝って、パパさんママさん~

生えたての歯は虫歯に対して、特に無防備な状態です。
お子さまの歯を虫歯から守るためには歯医者だけでなく、ご家庭での協力が欠かせません。
当クリニックでは、解りやすくお家でできる正しいブラッシング方法や口腔ケアのアドバイスなどを行います。
ご家庭では食後の歯ブラシの習慣と規則正しい食事・間食の習慣をつけるようにしていただきたいと思います。
ただ、最初から難しいことにトライしないでも、まずはブクブクうがいを上手にできるようにするといった簡単な目標をつけていただくだけでも予防効果はアップします。

幼い時からしっかりとした予防の習慣を身に付けることが、長い目で見れば歯の健康を末永く保つために最も大切なことであると当クリニックでは考えております。

『鼻で呼吸』できてますか?

同じ呼吸でも鼻でするのと口でするのでは大きな違いがあります。
詳しくは、鼻呼吸のページをご覧ください。

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