TOPICS

症例4:上顎左側中切歯にセラミック治療を行い色合わせを行った1例

症例投稿となります
今回は上顎中切歯1歯にセラミック治療を行った例をご紹介します

42歳男性 前歯が折れてしまったという主訴で来院されました
歯根自体に破折やヒビは認められなかったので保存可能と診断しコア(土台・柱のような役割を果たすもの)を立てた後、補綴治療(被せ物)を行う方針となりました

治療期間中、前歯が無い状態というのも見た目が悪いのでテンポラリークラウン(仮歯)を作成いたしました
下の画像がテンポラリークラウン装着時の写真となります このテンポラリークラウンは見た目の回復だけではなく正しい方法で作成することで歯肉を綺麗な状態に整えられる・その状態を保つことができるという特性もあります

写真を見ていただくと分かるようにテンポラリークラウンは単色であるために隣の歯との色の差が目立ってしまいます
また保険適用のレジン前装冠もグラデーションがないため似たような仕上がりになってしまいます
そもそも上顎中切歯の1歯治療はシングルセントラル治療と言われ、色・形を自然になるよう合わせるには歯科医師による歯肉のコントロール・形成・印象の技術、また歯科技工士の補綴物製作の技術が必要になり難易度の高い治療になります

以下、当院での技工所とのやり取りの一部を写真でご紹介します



このように角度や撮影法を変えた写真のやり取りを数度技工所とした後、作成し患者さんにセットしたセラミッククラウンが以下の写真となります

このように自然感を伴った補綴治療を行うことができ、患者さんからも高い満足度を得ることができました

また、この患者さんは歯周病傾向の弱い方でしたので歯周基本治療および当院指定の歯ブラシの購入とブラッシング指導で良好な歯肉状態を保つことができました
歯周病傾向が強い方にはこれに加え麻酔を伴う歯周外科治療が必要になることもあります

治療期間1カ月半
治療費(現在)110000円
当院指定の歯ブラシ330円

セラミック治療は保険外治療となりますが、当院では保険診療も行っておりますので詳しくは検査の上ご説明いたしますのでお問合せ、ご予約くださいますようお願いいたします

 

 

関連記事一覧